東京の飛鳥山といえば、Tokyo Backstreets Bike Tourのサイクリングツアーで通る浅草とともに、桜の名所として知られています。
東京の桜が満開となった3月26日、その飛鳥山への開花状況を、都電に乗って見に行ってきました。
毎年、かなり多くの花見客でにぎわいますが、今年は宴会が禁止されていることもあり、歩けないほどの混雑ではありません。
宴会はできませんが、石などに腰かけて缶ビールなど飲むくらいは、問題なさそうです。
飛鳥山公園には都電も通っているので、桜と都電の組み合わせは、絶好の被写体。
歩道橋には、それを狙うカメラの列ができています。
階段では、音楽グループのPV撮影?か何かも行われていて、にぎやかでした。
おとなりの音無川親水公園の桜も、見事です。
飛鳥山の桜は、江戸幕府の第八代将軍徳川吉宗が命じて植樹されたものです。吉宗は、「犬公方」と揶揄された第五代将軍、綱吉に締めつけられていた江戸庶民の心のガス抜きを考え、鷹狩りに行った際に、飛鳥山、そして隅田川に桜並木を作ることを考案した、と伝えられています。
その桜が今、コロナ禍に苦しむ私たちの心をまた、癒してくれているのです。