水都の魅力を満喫! 船で巡る江戸東京プライベートツアー
プライベートツアーは、別々にお申し込みをした参加者さま同士がかちあうことなく時間を過ごせる形式のツアーです。ソーシャルディスタンスが叫ばれる昨今、密にならずに楽しめる日帰りのレクリエーションとして注目されています。

なかでも、江戸時代に張り巡らされた掘割(運河)を巡る船のツアーは、ほかではなかなか体験できない魅力が満載。鉄道やバスではもちろん、徒歩でも見られない、隠れた見どころにあふれています。
使用するボートは、和風の内装で、靴を脱いでゆったりとくつろぐことができます。お食事やお飲み物の持ち込みも自由です。
-1024x683.jpg)
お天気がよければ、船主のデッキで、川風に吹かれながらくつろぐのもよいでしょう。
-1024x683.jpg)
令和の時代、再び見直される、東京の川と船
江戸時代、輸送の主力は舟。町には無数の堀割(運河)が張り巡らされました。その姿は、まさにイタリアのベニスのごとく。物だけでなく、人々も、舟を日常の足として使っていたのです。
とはいえ、現在その面影を偲ぶのは難しいもの。というのも、1964年の東京オリンピックの前後で埋め立てられ、あるいは暗渠(あんきょ)になってしまったからです。日本の発展を牽引し続けてきた首都が、近代化と共に江戸から東京へ姿を変えてしまうのは致し方ないことといえます。

ですが、川は廃れて忘れ去られてしまったわけではありません。近年では、災害時の輸送路として、またレジャーの場所として、再び川や運河が注目を浴びています。お花見や夕涼みなど、季節によって楽しみ方が変わるのも魅力的です。

時代劇にも登場。あの長谷川平蔵も盗賊を追った江戸の水路とは?
そんな江戸の川や運河は、池波正太郎の時代小説『鬼平犯科帳』にも頻繁に登場します。金蔵から盗んだ金品を舟に乗せて逃げる盗人を、鬼平率いる火付盗賊改方も舟で追う。江戸中にめぐらされた水路の上で、迫力の捕り物が繰り広げられるシーンも少なくありません。池波正太郎自身、当時の江戸について次のように描写しています。

深川は、江戸の水郷といってよく、掘割が縦横にめぐっていて、「当時の深川は、イタリーのベニスに匹敵する」などという人もいる。(「座頭・徳の市」より引用)
まだまだある! 水の上からでしか見えない、味わえない、東京の魅力!
日本橋川には、江戸城の石垣が残っている場所がいくつかあります。その石垣ひとつひとつをよく見ると、石を積んだ人や藩の刻印が今でも見られます。

一方、川の上にかけられた高速道路は、ところどころで合流し、また分岐して、独特のデザインを作り出しています。このような「ジャンクション」を求めて写真を撮影する人も、少なくないようです。

●立ち寄りポイント
01日本橋
クルーズは、日本橋ににある船着場で発着します。

現在の日本橋は、上に首都高速が架かっているせいで、川面が暗くなってしまっていますが、江戸時代、ここには江戸最大の魚市場があり、江戸表で捕れた魚がひっきりなしに揚がっていたといいます。

その賑わいに誘われて、様々な商店も軒を連ねました。「現金掛け値なし」のキャッチフレーズで繁盛した呉服屋の「越後屋」は今、三越日本橋本店となって、現在もここで営業を続けています。
黒船橋の桟橋を出た船は、大横川を航行し、隅田川に出ます。大きく開けた視界の前後には、大きな橋や水上バスが見え、爽快な気分になります。

02常盤橋
日本橋川には数多くの橋が架けられていますが、江戸時代ほぼそのままの姿を残している橋が、常盤橋です。石造りの橋脚は、今も健在。江戸城へ参内する大名たちも、ここを歩いたのでしょうか。

常盤橋を通り過ぎると、右側には、日本銀行本店があります。

川からは見にくいですが、日銀がここにできたのは1882年(明治15年)だそう。日本橋の魚市場が近いこの場所が商取引の中心だったからですが、日本橋川という、東京の大動脈があったというのも理由のひとつでしょう。
03九段下
地上では、靖国神社などがあるエリアです。このあたりも、高速道路がすっぽり覆ってしまっていて、その姿はほとんど見えませんが、左手には皇居、つまり江戸城があり、江戸時代は、城と町をリンクする重要なポイントだったと思われます。

04水道橋
九段下からさらに進むと、日本橋川は神田川とのT字路に出ます。ここを左(西)に向かえば、飯田橋、市ヶ谷と続くのですが、残念ながら現在は、飯田橋の手前あたりまでしか船は行けません。一方、右(東)に曲がると、すぐに水道橋です。

左手には後楽園や東京ドームなど、おなじみの施設が見えてきます。水道橋とは、江戸時代、この神田川をまたく水道用の橋があったことに由来しています。ローマなどにもある水道用の橋、えどにもあったのですね。
05お茶の水
お茶の水付近は、まるで深い谷のようになっています。江戸時代、神田川をここに通すために、大土木工事が行われた結果、現在のような地形が生まれたそうです。重機も何もなかった時代、ここまで深い谷を掘るには、並々ならぬマンパワーが必要だったことでしょう。東京メトロ丸の内線が地上に出てくるポイントもあり、JRの電車と同時に撮影できるとあって、鉄道ファンにも人気です。

こちらは聖橋からの風景ですが、船の上からですと、別の角度で楽しめます。
巨大なアーチ型の聖橋もフォトジェニックです。

06秋葉原
聖橋を過ぎると、船は昌平橋、万世橋をくぐり、このあたりが現在の秋葉原になります。万世橋には、かつて旧国鉄の貨物駅「万世橋駅」がありましたが、船と鉄道との間で貨物を積み替えるために、川沿いに駅が設置されたという経緯があり、川とは縁の深い駅でした。

万世橋駅のあった鉄道路線の下にはレストランや居酒屋が並んでいて、川を見ながら料理やお酒が楽しめるようにもなっています。

07浅草橋
クルーズもいよいよ終盤。船の両側にたくさんの屋形船が見えてくると、浅草橋が近づきます。浅草橋から蔵前にかけては、問屋街としても知られています。ちなみに浅草橋は、浅草寺などがある、いわゆる「浅草」とは約2㎞離れていて、混同されがち。それをネタにしたお笑いもありました。
08柳橋から隅田川へ
神田川が隅田川と合流するところに架かるのが、柳橋です。古風な緑色の鉄橋で、その上からは、屋形船や佃煮の店が見え、絵になる風景が広がりますので、船を降りたら、ぜひ渡っていただきたいものです。

09隅田川

10豊海橋から日本橋川へ
船は、隅田川から豊海橋(とよみばし)をくぐり、また日本橋川に入ります。豊海橋はテレビドラマやコマーシャルのロケ地としても人気の橋。船は、まもなく日本橋船着場に到着します。

●スケジュール(時間はおおよそ)
12:00 日本橋船着場に集合。用意が整い次第、出発
↓
12:30 九段下
↓
13:00 水道橋
↓
13:15 秋葉原
↓
13:30 日本橋船着場に到着。解散
※ツアーコースは、こちらです
※ほかの予約がない限り、出発時刻はお客様のご要望に柔軟にお応えしますので、ご希望をお知らせください。
●料金:50,500円(1艘あたり、税込み)
●料金に含まれるもの:ボートの乗船代、水ペットボトル1本
●料金に含まれないもの:そのほかの個人でのお買い物など
●最少催行人数:1名
●定員:12名
●ご注意事項
・ツアーの運営に際し、弊社は安全に対して細心の注意をもって当たります。万が一事故などがあった場合、弊社は応急手当、病院の手配などを行いますが、当方に責がない場合、その責任を負うものではございません。
・乗船中は、弊社が提供するライフジャケットの着用をお願いいたします。
・トイレは、簡易的なものが船内にございますが、なるべくご乗船前に済ませていただければ幸いです・
・新型コロナウィルスCOVID-19の拡大状況によっては、立ち寄り先などを変更することがございます。
・ご参加の前に検温を実施させていただき、37.5度を以上の方には参加をお断りする場合がございます。またご参加者におかれましても、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保など、感染拡大防止にご注意されますよう、お願い申し上げます。

●お申し込み
下のコンタクトフォームから、ご希望日、人数をお知らせください。折り返し、ご予約の可否など詳細をお知らせいたします。
●欠航、キャンセルについて
・当日の天候によっては、欠航することがございます。その際は、ご出発の6時間前までに、受付時にいただいたメールアドレスにご連絡いたします。天候による欠航の場合は、お支払いいただいたツアー料金の全額を返金いたします。
・お客様のご都合でご変更、キャンセルされる場合のキャンセル料は、お問い合わせ時にお知らせします。